本ツールの換算式の原典。6種目を対象に実データから風の影響を定量化。
追い風・向かい風の記録(タイム・距離)を無風状態に換算。大会後の振り返りや自己分析にお使いください。完全無料で使えます。
種目・記録・風速を入力すると、自動で換算結果が表示されます。
本ツールの換算は、Moinat et al. (2018) の実データ解析に基づく二次回帰式を採用しています。100m・200m・100mH・110mH・走幅跳・三段跳の各種目で係数を分け、追い風と向かい風の影響を非線形で推定します。原論文では 150,169 件のエリート・サブエリート記録を用いてモデル化されています。
風速補正の考え方は、Dapena & Feltner (1987) などの古典研究から継続して検証されてきた分野です。本ツールが採用する式は、その研究蓄積を大規模データで更新した実証的アプローチであり、競技現場の比較・分析にも使いやすい形に整理されています。
また、World Athletics の公式規則でも、100m・200m・ハードル・走幅跳・三段跳は風速計測の対象であり、+2.0m/s を超える追い風は記録公認上の制約があります。本ツールの換算ロジックは、こうした公式運用と整合する形で設計しています。
本ツールの換算式の原典。6種目を対象に実データから風の影響を定量化。
論文の要旨と書誌情報。サンプル数や統計モデルの概要を確認できます。
著者公開の補助計算ページ。論文式を実用的に適用する参考になります。
風速補正の基礎となる古典研究。短距離の風・高度影響研究の出発点の一つ。
公式の技術規則。風速計測方法や、公認に関わる扱いを確認できます。
ランキング運用での風速補正の扱い。競技実務で風がどのように評価されるかを確認できます。
陸上競技では、風の影響が短距離や跳躍の記録に大きく反映されます。100mでは±2.0m/sの風でおおむね0.08〜0.12秒程度の差が生じることがあり、走幅跳や三段跳でも記録に差が出ます。異なる風速条件下の記録を比較するには、無風状態への換算が有効です。
世界陸連(World Athletics)のルールでは、風速が+2.0m/sを超えた条件下の記録は「追い風参考」として公認記録にはなりません。ただし、実力の指標として参考にすることは十分に可能です。本ツールで無風換算することで、追い風参考記録の実質的な評価ができます。
100m、200m、100mH、110mH、走幅跳、三段跳に対応しています。400m以上の種目は競技場を周回するため、風速が一方向に影響しないことから、風速換算の対象外です。